canonical(カノニカル)について、もう一度話をしようじゃあないか。
皆さんこんにちは、今年ももう折り返しですねぇ〜。
来月にはオリンピックもあります。暑い夏をみんなで楽しみたいですね!
さて今回は、色々なパターンでcanonicalで対応するという場面がありましたので
今一度canonicalについて備忘録も踏まえて書いていければと思います!
canonicalとは
自分みたいなテクニカルSEO真っ只中で育った人間界隈からすると
canonicalが導入されたのが2011年頃で、結構テクニカル部分でも重要な要素でした。
結構これを使うことで順位をうまく調整できたイメージもあり。
このcanonicalのことを説明していたのが当時グーグルのマイリー・オーイエ氏だったのですが
この人が紹介するTipsは使えるぞ!と密かに思っていたのをよく覚えております。
当時私達の間ではキャノニカルとキャノニカルと言って、カノニカルと言ってる人をクスクス言っておりましたが、
どうやら正解はカノニカルらしく、10年越しに恥ずかしくなったのは内緒でございます。
前置きがかなり長くなってしまいましたが、
canonicalは何をするものなのでしょうか。
それは、サイトにおけるページを正規化させるというタグになります。
イマイチわかりにくいですかね?
単純に言うと私は私だよっていうタグなんです!
なぜこれが必要か?それは大きく分けますとこういうケースがあるからなんです。
GoogleはURLを別ページ見てしまう
例えば下記のようなURLがあるとします。
これは一番わかり安い方法なのですが、流石にcanonicalタグが発表になってから
10年の歳月が流れているので、対策を行っているサイトがほとんどですから
今、こういうサイトを見つけるほうが大変なのですが、
https://testtest.com
https://www.testtest.com
https://testtest.com/index.html
https://www.testtest.com/index.html
上記URLは例として適当なアドレスにしています。
一見すると、これはどのリンクを押したとしても、全部同じページが表示されることになります。
ですが、Googleの検索エンジンはそれが表示は同じだとしても、4つのページとして認識してしまうのです。
同じページなのに、4つのページとして認識してしまうと何がおこってしまうのか。
重複ページ
同じ内容のページが多くあると言うことは、サイトの中で不自然であり、サイトのボリュームを増やして
評価をされようとしているのではないか(小手先のずるいペナルティ行為)として判断されてしまう。
意図的ではないにせよ、そういうふうに見られるのはもったいないです。
そんな時に使えるのが、このカノニカルタグです。
これをページにそっといれてあげます。
この時に入れるURLは自分が運用していく上で正しいと思うURLで大丈夫です。
そうすることで、4つのページに認識していたものを1つとして認識してもらうことが
可能になります。
評価の分散を防ぐ
4つのページとして認識しているということは、それだけページの内容の評価が分散して
しまっているということになります。上記のような重複ページをまとめることによって、
評価の分散を防ぐ効果があるのです。
重複ページのあれこれ
基本的には、canonicalのタグを記述することで、URLを統一することが可能になることで
ただしいサイトの評価をしてもらえると様になります。
ここではより詳しいパターンとしてcanonicalの使い所をお教えていたします!
パラメータの対応を統一化できる
サイトにパラメータがつくパターンと言うのを見たことがないでしょうか?
例えばECサイトとかで見たことはないでしょうか?
https://hogehoge.com/shouhina?utm-xxxxxxx&xxxx
https://hogehoge.com/shouhina?utm-xwwx&xxwwwwxx
など長いパラメータがつくパターンのURLがあると思うのですが、
これもGoogleは別々のページとして判断してしまう可能性があります。
そういうのをcanonicalタグを使うことで正規化して、統一することができるのです!
重複としての認識を別々として認識させる
同じような仕組みのテンプレートを使ったサイトでイベントなどを行った場合は
情報が一部しか変わらない場合、Google側が重複ページとして認識して
しまうケースがあります。もちろんあまりにも同じすぎるようでしたら、対応するかは
判断をしっかりとしたほうが良いと思いますが、もしこれは重複ページではなく
それぞれのページとして認識させたいと思った場合。
このcanocnicalをそれぞれのページに設定をすることで、
それぞれが独自のページとして認識させることが可能になります!
canonicalの設置方法
長々と書いてきましたが、ようやくここでカノニカルの設置方法をお知らせします。
カノニカルは
上記のようにインデックスに登録させたいURLを記述します。
こうすると、検索結果に表示されるページはcanonicalで指定しているURLになります。
canonicalで注意したいところ
サイトの中で一番やってしまうとまずいことをお知らせして
今回のcanonicalのお話を締めたいともいます。
canonicalでわかっていないとよくやりがちなのは、
サイトの全部のページに同一URL(主にTOP)を設置してしまうということです
そうなると、全てのページがTOPページとして統一して認識してしまうので、
サイトのボリュームが1ページになってしまうということになります。
これだけは気をつけないといけません!
これをやってみて失敗した経験がある私が言うのだから、これをやってしまうと
戻すまでちょっと時間かかるので、気をつけましょう!
さていかがでしたでしょうか。
今回最近ちょっとcanonicalタグで気になる点があったので
書いてみました。またこういうタグのようなお話ができればとおもいます。