リスティングをやる前にマッチタイプをおさらいの巻

目次

年末の差し迫ったこの時期にこんにちは。サンデーです。

さて、今回はgoogle広告やYahoo!広告などのリスティング広告(検索エンジン連動型広告)を使う上で知っておかないといけないキーワードのマッチタイプについて書いていきたいと思っております。はい。

googleとYahoo!では設定や拡張に違いがありますので、今回はgoogleについて記載していきたいと思います!

まずマッチタイプとは

そもそもマッチタイプとは何なのでしょうか。

これはリスティング広告でキーワードを設定する際に検索されたキーワードどういった検索キーワードが入力されたときに広告を出すかを設定するための種類になります。

その種類は大きくわけて下記の3つになります。

・完全一致
・フレーズ一致
・部分一致

字面を見ると、なんとなく、わかりそう。わかりそうなんだけど、これがリスティング広告のキモで有り核心なるのです!

完全一致とは

まずは、完全一致。正直これが一番わかり易い。そのまんま。基本的に完全一致で設定したキーワードと完全に一致したときのみ広告が表示されます!設定したキーワードの前後に別のキーワードが設定されていると表示はされません。

完全一致のメリットとしてはターゲットの検索キーワードが分かっていてピンポイントで検索したユーザーのみに広告を配信したい時などに利用します。完全一致は単一キーワードだけではなく複合キーワードでも設定は可能です!

デメリットとしては、キーワードの設定としては融通が効かないのでユーザーの取りこぼしが発生してしまう可能性が有ります。

完全一致の設定方法はキーワードを"[](大かっこ)"で囲うことで完全一致となります。

一例)

設定キーワード
(完全一致)
[結婚式]
表示される 結婚式
けっこんしき
表示されない 結婚式 おすすめ
東京 結婚式
ウェディング

さて、以前は完全一致はほんとに設定されたキーワードのみでしたが実は2018年9月に類似パターンが拡張されかなり完全一致の類似パターンが緩和されております。

類似パターンとは

・誤字脱字
・単数形や複数形
・後系の変化(「Floor」と「Flooring」)
・略語
・意味が同じで語順が異なる(例:[靴 男性用]と[男性用 靴])
・助詞、接続詞が含まれている

詳しくはgoogleのこちらを参照

フレーズ一致とは

さて、ついでフレーズ一致。基本的にはユーザーが検索したフレーズにキーワードが一致したときのみ広告が表示されますのでフレーズは基本的にはその並びが大切になります!完全一致と違い設定キーワードの前後であればどんな文字が入っても基本的には表示されます。

フレーズ一致のを利用するパターンとして複合キーワードなどでユーザーが検索する並びなどがわかっている場合使います!例えば完全一致で[結婚式]とやってしまうと全国津々浦々か検索されてしまいますので東京に式場がある場合などはフレーズ一致で”東京 結婚式”とやることで細かくターゲットを絞ることが出来るのがメリットとなります。

デメリットとしては並びが違うと出ない場合があるので”結婚式 東京”などテレコでもキーワードを入れる必要が有りキーワード管理が煩雑になりやすいです。

フレーズ一致の設定方法はキーワードを"””(ダブルコーテーション)"で囲うことでフレーズ一致となります。

一例)

設定キーワード
(フレーズ一致)
"東京 結婚式"
表示される 東京の結婚式場
おすすめ 東京 結婚式場
とうきょう 結婚式
表示されない 大阪 結婚式
結婚式場 おすすめ 東京
東京 ウェディング

以前のフレーズ一致はその並びが大切で、”東京 結婚式”と設定した場合は”結婚式 東京”では出なかったり、”東京の結婚式場”などキーワードの間に文字が入っても出なかったですが、類似パターンが拡張されたことにより単純にテレコになったりキーワードの間に接続詞があってもどうやら表示がされるようになったようです。

部分一致とは

最後のマッチタイプ部分一致!こちらは完全一致、フレーズ一致よりキーワードがかなり拡張されております。前後に文字が入ってもフレーズがテレコになっても問題なく表示されます!また、設定されたキーワードと関連が近ければ設定されていない類似キーワードでも広告が表示されます。

部分一致を利用するパターンとしては、新規のジャンルでキーワードがまだ細かく切り分けられていなかったり、類似のキーワードを探すときなどに利用します!また、部分一致は単価を低く設定してロングテールのキーワードで安くユーザーを流入させるときにも利用できます。

デメリットとしては、かなりキーワードが広がってしまうのでターゲットではないキーワードでも表示される可能性が高く無駄クリックが増えてしまうことが考えられます。

部分一致の設定はなにも囲わずに入力することで設定することが出来ます。

一例)

設定キーワード
(部分一致)
東京 結婚式
表示される 東京でおすすめの結婚式場
結婚式場 新宿 おすすめ
東京で披露宴
格安 挙式
表示されない 大阪 結婚式
東京 ブライダルフェア
東京 ウェディングドレス 購入

部分一致はかなり拡張されます。全体的に類似パターンが拡張されたことでかなり広く拾うようになっておりますが、正直なところ、どこまでを部分一致が拾うのかは設定をしてみないとわかりません。

絞り込み部分一致とは

ん?急に出てきましたこちら、絞り込み部分一致。こちらは完全一致と部分一致をニコイチにしたようなマッチタイプになります!並びは考慮せず、それでいてキーワードを拡張させたくないときに追加います。

メリットとしては部分一致ほど広げずに抑えたいキーワードだけで設定出来るので予算を抑えながら広告を配信することが出来ます。

デメリットとしては部分一致ほどでは無いですがやっぱり広がりが出ちゃおうので配信が増えてしまう可能性が有ります。

絞り込み部分一致の設定はキーワードの前に”+(プラス)”をつけることで設定することが出来ます。

一例)

設定キーワード
(絞り込み部分一致)
+東京 +結婚式
表示される 東京 結婚式場
結婚式 東京
東京 結婚式 ランキング
表示されない 大阪 結婚式
東京 挙式
東京で披露宴

絞り込み部分一致はかなりかゆいところに手が届くマッチタイプだと思います!

まとめ

今回はgoogle広告のマッチタイプについて書いてみました!一昔前まではかなり厳密にキーワードの設定がされておりましたが、2018年9月の類似パターンの緩和によってキーワードの絞り込みがゆるくなっています。そのため、かなり予期しないキーワードでも広告配信がされてる可能性があるので、これらについては管理画面の検索語句から不要なキーワードを除外するなどして広告を整理する必要がありそうです。

キーワードのマッチタイプの設定がリスティング広告の運用を左右する肝の部分になりますのでしっかりとキーワードを見極めて費用対効果の良い広告運用を目指しましょう!