はじめてのアクセス解析「コードの挿入方法と主流のタグマネージャー」

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こんにちは
アクセス解析にGoogle アナリティクスを使うのが良いということを前回、前々回で書いてきました。ざっくりとまとめてしまうと

・無料いて高機能である!
・使っている人が多いので困ったときに解決しやすい
・エンジニアでなくても実装しやすい

という利点が多いところから、まずサイトを作成してアクセス解析ツールを使いたいと思った人はGoogleアナリティクスを使っていくことをおすすめします。

導入には、Googleのアカウント開設から、情報の入力までしていく必要がありまして、そちらはこちらの記事で紹介しておりますので、是非ご覧になってみてください。

https://tech.pla-cole.co/wp-admin/post-new.php

その中でサイトのデータを取得するためにトラッキングコードと呼ばれるものをサイト内に埋め込みます。
それは「UA-XXXXX」のように表示されていて、「ウェブプロパティID」とも呼ばれています。基本的には、プロパティ>トラッキング情報>トラッキングコードとすすめると、ウェブサイトのトラッキングというところに表示されます。

現在(2020年11月末)ではグローバルサイトタグと呼ばれるトラッキングコードが一般的です。下記の情報がひょうじされますので、これをサイトの<head>タグ内に設置いたします。(推奨されるのはhead内の終了の直前とされております。)
これは基本的にサイト全体に入る用に設置いたしましょう!

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< script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-xxxxxxx">< /script>
< script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());

gtag('config', 'UA-xxxxxx');
< /script>

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さて長く書いてきましたが、上記コードをサイトに設置することでデータの取得が始まりまして、アナリティクスでデータを見ることができるようになります。

どうせ入れるならタグマネージャーで

アナリティクスでデータも無事取得できる様になったということで、これでアクセス解析を始めるぞ!と、ここからはアナリティクスのざっくりとした見方や使い方をご紹介していくのが良いかと思いますが、Googleアナリティクスを利用する上でのメリットとしてGoogleの他のツールとの連動をおこなって様々なサイトの分析を行えると以前にお伝えしました。

他にも、今後サイトにWebでの広告を利用したりすることになると、
先程のトラッキングコードのようにサイトにコードを埋め込まなく作業が発生します。またこれが多くなると管理するのが大変になったり、サイトがトラッキングコードでごちゃごちゃしてしまうことでしょう。

それを一元管理するためのツールとして現在トラッキングコードの挿入には「Googleタグマネージャー」を利用する方法が主流になってきております。

これからサイトの分析を行っていくという方は、ぜひこのGoogleタグマネージャーでの管理を行うことを推奨いたします。

それでは、簡単ではございますが、Googleタグマネージャーとは?難のメリットが有るというのをご紹介してまいります。

タグマネージャーって何?

先程紹介したGoogle アナリティクスだけでなくリスティング広告やFacebookなどとといった各種広告サービスやサイトの分析を行うためにA/Bテストなどの最適化の施策を行うとときに、現在ではjavascriptと呼ばれるコードをサイトのHTMLソース(プログラム)の中に埋め込むことが一般的です。

それをその都度おこなうとなると
・コードの挿入をシステム部署や、または外部の企業にお願いする必要があり、スピード実装してくれないケース
・様々なサービスを利用してJavascriptがたくさん埋め込むことで、HTMLソースが複雑化するのでサイト内で干渉を起こして動かなくなるリスク
・サイトが複雑化することで、ページの読み込み速度にも影響を与えることで、ユーザービリティ、SEOへの影響が考えられる。

上記のような背景を考えるとHTMLソースの中には1つのJavascriptタグで管理するための仕組みがタグマネージャーと呼ばれるものです。
HTMLソースに挿入するタグを1つにすることからワンタグソリューションなどと呼ばれる場合もあります。

タグマネージャーは大きく2つ

タグマネージャーとしてよく使われるサービスとしましては、Googleが提供しているものとYahoo!が提供しているものがあります。
機能的には埋め込むタグを1つにするところから同じ機能を提供していますが、Googleのほうが、アナリティクスやアドワーズ、コンバージョンタグ等を導入することを考えると、連動性があり簡単にタグを有効できるのでGoogleを推奨します!

Googleタグマネージャーのメリット

Googleタグマネージャーを利用するとタグを1つにまとめることができるだけでなく下記のようなメリットもあります。

イベントトラッキングが柔軟に行える

少し複雑なので、また別の機会に記事にしたいですが、リンクのクリックやPDFのファイルのダウンロードなどを発生させるために「イベントトラッキング」を行う必要があり、HTMLソースにも特別な記述が必要ですが、タグマネージャーがあれば記述などしないで設定ができる。

クロスドメイントラッキングが柔軟に設定できる

複数のドメインをまたいで1つのドメインとして解析することができるクロスドメイントラッキングですが、これは両サイトに埋め込まれているトラッキングコードを改修する必要があるのですが、タグマネージャーで管理していれば設定変更ですみます。

このようにGoogleタグマネージャーを利用することで、アナリティクスだけでなくサイトの多岐にわたることも便利に管理することができます。

さて次回は、このGoogleタグマネージャーのアカウント取得と、設定にスポットをあててご消化していきたいと思います!